【ワンピース考察】元の世界は『五つの巨大な島』と『輪ノ国』だった!?驚愕の真相を解き明かす!!

ONE PIECEの世界の地形が元々違っていた可能性はこちらの記事で示したので未読の人は読んで頂きたい。

今回は、この記事の内容を元に、更に踏み込んで「元の世界の地形」をいくつかの手掛かりを元に解き明かしていく。

ー五つの巨大な島ー
①重要な数字「5」
②世界政府のシンボル

ー輪ノ国ー
①「記録指針」が開発された年代
②「ワノ国」と「シャンドラ」の交流
③ロングリングロングランド

この考察の先には「物語の真相」が見えてくるのでよく読んでおいて欲しい。

ー五つの巨大な島ー

①重要な数字「5」

「AとB」二つの描写を挙げる。

A.スパンダムが叫んだ描写

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"170国以上"

ここにわざわざ「・」が付けられている事に違和感を感じないだろうか。ただの強調の意味とも取れるかもしれないが、ONE PIECEでは「・」が付いているワードには必ず秘密が隠されてきた。

ならば一つの小さな可能性としてこう考えられる。

実は「170国以上」の結束を示す象徴という意味ではない

その上で次の描写も見てほしい。

B.イヌアラシ&ネコマムシの描写

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少なくとも33年前に初めて海へ出た2人は、世界には「5こ以上の島がある」と認識をしていた。

これはつまり、イヌネコが海へ出るまでは「モコモ公国」ではこう伝えられていたと読み取れる。

世界に”5こ”島があるのは確実

モコモ公国は、1000年以上の歴史を持つ世界政府非加盟国であることから「世界の元の地形」を知っている可能性の高い国である。その国で上記のように伝えられていたのは非常に大きな手掛かりだ。

さらに、このイヌネコの持つ情報を強調するかのように描かれたシーンがこちら。

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マルコに確認をして「数えられない程の数の島がある」と知り、ショックを受けていたイヌネコ。

メタ的な考え方になってしまうが、尾田さんは「数字」に対して並々ならぬ拘りを持っている。これは「◯人目のタイトル」「ドラゴンボール最終話と同じ519話をグレーの扉絵にした」「数多くの語呂合わせ」を例に挙げれば分かるはずだ。

そんな作者が「5」という数字を気まぐれで付けるとは思えず、わざわざ「5つの島」というキーワードを二度描いたのだ。これは何か秘密があるとしてもおかしくはない。

もしも「5」が何か重要な数字であるとするならば、Aに示したスパンダムの描写との繋がりが見えてくる。

世界政府のシンボルは「5」と関わりが深いからだ。

②世界政府のシンボル

まずは、「シンボルの形」とその旗のもとに集まる「世界会議」に秘められたキーワードを3つ挙げる。

Ⅰ.「5つの丸」で構成されている

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Ⅱ.「4年に1度」世界会議が開かれる

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Ⅲ.エリザベロー2世の「祭り」発言

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Ⅰ.5つの丸
Ⅱ.4年に1度
Ⅲ.祭り

これらで連想されるのがこのシンボルではないだろうか。

「オリンピックシンボル」

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誰もが知るこの「五輪」は世界平和を祈念して「4年に1度」行われるスポーツの「祭典」のシンボルマークだ。

そしてこの五輪は、オリンピック公式HPによるとデザインされた当初は以下の「五大陸」を表していたとされている。

・アジア
・アメリカ
・ヨーロッパ
・アフリカ
・ユーラシア

引用元:OLYNPIC CHANNEL

もしもONE PIECEの世界政府シンボルが五輪シンボルから着想を得ているなら、本来は①Aで挙げた「4つの海と偉大なる航路にある170国以上」を示すものではなく、「”五大陸”を表していた」という可能性が生まれる。
これに①Bで挙げた以下の重要なポイントを合わせる。

・モコモ公国は1000年以上前の地形を知っている可能性が高い
・その国で「五つの島」があるのは確実とされていた

これで元々は「五つの大陸or島」があったという仮説が立つ。

仮にイヌネコの言うように「島」であるならモコモ公国で「いっぱい島がある」と言われる中、5つだけは確実に認識されていたことからそれは「特別な5つの島」だと推察できる。

例えば、現在の偉大なる航路の島々のようにある程度同じ大きさであるなら、特別に認識される可能性は低い。だとすれば、ここまでの考察で最も可能性が高いのがこうだ。

世界には五つの巨大な島があった

私たちの世界で言うオーストラリアのように大陸とも呼ばれる島国のイメージである。

この「五つの巨大な島」というのがまず一つ。その配置は後述する。

ー輪ノ国ー

①「記録指針」が開発された年代

まずは、ファンブック「YELLOW」の表紙の裏に示されたナミの言葉を見てほしい。

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つまり、航海は以下のように進歩したと考えられる。

「陸の見える範囲のみの航海」→「北極星を指標とした航海」→「方位磁石を使った航海」

この進歩の流れは、実は私たちの世界と同じ流れである。さらに航海の進歩に伴って「西暦」にも着目してみる。

空島へ行く前にナミがノーランドの日誌を読むシーンから分かるのだが、ONE PIECEでいう現代は「海円暦1520年頃」であり「大海賊時代」。

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そして私たちの世界の「西暦1520年」は、マゼランが世界一周を成し遂げた年であり、世は「大航海時代」。その大航海時代は、航海術が著しく発達したからこそ始まったのだが、その大きなキッカケとなったのが西暦1000年代に「方位磁石」が航海術に取り入れられたことである。

したがって、ONE PIECEの世界でも

海円暦1000年代に「方位磁石(記録指針)」が航海術に取り入れられた

という大胆な仮説を立ててみたい。この仮説は、ノーランド以前に偉大なる航路を航海した人物がまだ描かれていないことからも成り立つ。

その上で次へ進む。

②「ワノ国」と「シャンドラ」の交流

まずは牛鬼丸が400年前(海円暦1120年頃)の剣豪リューマについて語り始めたシーン。

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「歴史の本文」を造ったワノ国は「黄金の国」と認識されていた

そして、空島の過去編400年前(海円暦1122年)。

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「黄金都市」と呼ばれるシャンドラで守られてきた「歴史の本文」

これらのことから「ワノ国」と「シャンドラ」には深い繋がりがあると考えられる。それをこう読み解いてみる。

・ワノ国
「黄金の国」と認識されていたにしては、ルフィがワノ国にいる現在、今のところ不自然なまでにその様な描写はされていない。
→黄金の産出国ではない可能性が高い

・シャンドラ
そこかしこに古代文字が彫られている。
→ワノ国光月家の人物が上陸していたと考えられる

この二点から、ワノ国の黄金は光月家が古代文字を彫りに行った時に「譲ってもらった」と考えるのが自然である。もっと言えば、ワノ国でしか採れない「海楼石と物々交換をしていた」可能性も高い。

そう考えるとワイパーが持っていた海楼石は、遠い先祖から受け継がれてきたものなのかもしれない。

いずれにしても、ワノ国とシャンドラには交流があったことが分かり、全てを知った「光月おでん」もそれを示唆している。

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ただし、リューマとカルガラが生きた400年前(海円暦1120年頃)には交流が無かったのは確かだ。

カルガラはこう言う。

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これはつまり、シャンドラ滅亡の800年前〜400年前までの間ノーランド以外の客はいなかったということであり、この期間は外海との交流は無かったのだ。

すなわち、ワノ国とシャンドラの交流があった時期は、空白の100年の終わりである800年前「以前」であると導き出され、これを海円暦にするとこちら。

海円暦約720年以前

まずこの重要なポイントを覚えておいて欲しい。

その上で、ワノ国とシャンドラ(ジャヤ)の位置関係について考える。

・ワノ国→偉大なる航路の後半
・シャンドラ→偉大なる航路の前半

シャンドラは現在空島にあるが、元々はジャヤと一つだったことを考えると、両国はレッドラインによって分断されていることになる。
別の記事でレッドラインは「800年前以前は無かった」と考察したが、これが正しければ交流があった頃にはレッドラインは無かったということであり、それならば両国間を航海して交流するのは今よりも楽に思える。

が、しかし「無かったモノ」がもう一つある。

①で示した仮説を思い出して欲しい。

海円暦1000年代に「記録指針(ログポース)」が航海術に取り入れられた

そう、交流があった海円暦約720年以前には「記録指針(ログポース)」が無かった可能性が高いのである。

それならばどの様にして海を渡ったのか?

この答えを「YELLOW」のナミの言葉からこう考えた。

陸づたいに航海した

しかし、その様な航海をするにはワノ国とシャンドラが「陸続き」でないといけない。

それを解き明かす鍵が次だ。

③ロングリングロングランド

ロングリングロングランド編が物語の結末において重要な伏線となっていることは、こちらの記事で触れている。

もしも、本当に物語の結末を暗示しているならば、見逃してはならない最大のポイントがこれだ。

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年に一度だけ潮が大きく引く日があり、数時間だけ一つの島として本来の姿を表す

これが世界を一周する規模で偉大なる航路の島々にも起きていたのでは無いかと考えている。
でなければ②で挙げたように、「ワノ国」と「シャンドラ」間を航海する術がないからだ。

これはつまり、レッドラインのように常に世界を分断しているわけではなく、普段は無数の島々として存在しているが、ある一定の時期にはそれらが「”ひとつなぎ”の大陸」となるということだ。

このことから、全てを知ったおでんが記した「世界と接していた」という言葉は、文化的にも物理的にも接していたと読み取れる。

ここではその「ひとつなぎの大陸」をこう名付ける。

ー輪ノ国

この巨大な国が「島と大陸」という姿を繰り返していたことのヒントになるのがいくつかの海底に沈む建造物だ。

Ⅰ.ウォーターセブンの海底

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Ⅱ.海底監獄インペルダウン

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Ⅲ.ジンベエが見た海底遺跡

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これらは海底で造り上げたというより、地上で造ったモノが沈んだと考えるのが自然である。特にインペルダウンは、海王類の巣のど真ん中で造るのは不可能と言っていいはずだ。

従って、現在の海底に沈む建造物たちは、輪ノ国の海上に現れたり沈んだりしていた場所に造られたのではないかと考えられる。

では何故沈んだままになってしまったのか?

その理由は「レッドラインの存在」に他ならないと思う。レッドラインが常に世界を分断してしまったことで潮が大きく引くことが無くなってしまったのではないだろうか。
そして、それに付随して天竜人側の立場から考えられるのが、レッドラインを造った最大の目的は「輪ノ国を常に分断すること」だったのではないかということだ。

それによって800年前以前は交流があったワノ国とシャンドラの交流も途絶えてしまったのだろう。

また、「レッドライン=壊すべきモノ」と言う考察は多くのメディアでされているが、それによって起こる最も重要なポイントは「輪ノ国の復活」だと私は考えている。なぜなら、物語の結末を示唆する「虹の伏線」と繋がっているからだ。

ーー【ワンピース考察】最大の謎「D」の意味には「虹」も込められていた!?結末へのキーワード「虹」を紐解く!! 

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まず「輪ノ国の復活=世界に丸虹が架かる」という綺麗なリンクが生まれる。そして、海底から現れる「伝説の大陸」を暗示していたのが海中から現れた「伝説のウツボブラザーズ」だ。

これはロングリングロングランド編に入る直前に描かれた

更に、ロングリングロングランド編を思い出して欲しいのだが、この話はフォクシー海賊団と「デービーバックファイト」を行うという内容だった。

競走、球技、格闘という「競技」で争ったわけだが、和気あいあいと様々な競技で盛り上がる雰囲気は、さながら「オリンピック」である。
そう考えると「輪ノ国」の伏線となるロングリングロングランド編が、前述した「五つの巨大な島」の内容とも繋がってくるから面白い。

これはまだ憶測だが、輪ノ国がひとつなぎの大陸となる周期は「4年に一度」であり、その年に「オリンピックのような祭典」があって「大宴会」もしていたのではないかと考えている。

最後に、ここまでの説明から「輪ノ国」の配置は現在の偉大なる航路上であることは分かってもらえると思うので、先述した「五つの巨大な島」の位置を考える。

ー五つの巨大な島の位置ー

この謎は、世界政府のシンボルに着目してみる。

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安易かもしれないが、私はこのシンボルの通りに配置されていたのでは無いかと考えている。もしそれが正しければ、「真ん中の島の位置」を解き明かせばそれぞれの位置が見えてくる。

そこで「真ん中」と言えば思いつくモノが一つあるので、ここではないかと大胆に仮定した。

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リヴァースマウンテン

ONE PIECEの世界では空白の100年の秘密を握っていそうな場所には遺跡があるが、リヴァースマウンテンにも遺跡の様な門があるのだ。

もしも、リヴァースマウンテンがある位置に「真ん中の島」があったとするならば、残りの四島はリヴァースマウンテンに向かって四つの海が駆け上がっている線の延長線上にあったと導き出せる。

・参考図

このように世界政府のシンボル通りの配置で、「東西南北の海の真ん中」に位置していたということである。これこそが私が考察した「元の世界の地形」だ。

なお、この図形のレッドラインは分かりやすくするために入れたもので、この地形の時代は無かったものとする。また、巨大五島も輪ノ国と同じ様に一定周期で繋がっていたと今のところは予想している。

これを元にして次の記事は更に大きな謎を解き明かしていく。

次回予告

今回の記事を読んでいて、大きな疑問が生まれた人もいると思う。

なぜ「五つの巨大な島」を空白の100年に消したと思われる世界政府は、それを示唆するシンボルを使っているのか?

この答えは、ONE PIECEという物語の世界を根底からひっくり返す内容である。

その衝撃的な詳細は次の記事に書くが、それに繋がるポイントを2つ挙げておく。

①現在の世界の島々に国があって王がいるように、五つの巨大な島にも「五人の王がいた」と考えるのが自然であること

②オリンピックシンボルが表す五つの大陸
・アジア
・アメリカ
・ヨーロッパ
・アフリカ
・ユーラシア

特に②の五つの大陸は面白いぐらいにリンクしている要素があるので、楽しみにしていて欲しい。

それでは、"リヴァース"マウンテンを中心とした五島の王達が全てを"ひっくり返す"次回の記事の更新をお待ちください。

追記:更新しました↓

コメント

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