今回は、単刀直入に結論からブッ込む。
三つ目族のハーフ
=「万物の声が聞けるD」×「青海人」
頭の中に浮かんだ色々な「?」は一旦しまって、この先を読んで欲しい。
まず作中でハッキリと「三つ目族(ハーフ)」として描かれたのはシャーロット・プリンのみ。
このプリンのオマージュ元から考えていくと、そのヤバい正体が見えてくるのだ。
プリンのオマージュ元
私はこれではないかと思っている。
セーラームーンだ。まずツインテールが一緒。
そして主人公「月野うさぎ(前世は月の王女)」は最終話で「地場衛(前世は地球の王子)」と結婚をする。
ONE PIECEでプリンは「ジェルマの王子」サンジと(偽装だが)結婚式をした。
そしてセーラームーンで地場衛は「タキシード仮面」に変身して戦う。
サンジは「ステルスブラック」に変身する。その変身シーンはセーラームーンにそっくり。
セーラームーンの変身の最後は、シンボルの「月マーク」が額に光る。プリンは額に目がある。
さらにセーラームーンのオープニング曲を見てほしい。
『ムーンライト伝説』
ごめんね素直じゃなくって
夢の中なら言える
思考回路はショート寸前
今すぐ会いたいわ
プリンの性格そのものである。
素直じゃないし、思考回路がショートしている。笑
ここまで酷似していたら、プリンの元ネタはセーラームーンだったとしても何ら不自然ではない。
その上で、月野うさぎの前世が「月の人」だったこと、決めゼリフが「月に代わってお仕置きよ」であることから、こんな仮説が立てられる。
「三つ目族と月も関係が深いかもしれない」
まずは、これを覚えておいてもらった上で、違った角度から話をしていく。
「万物の声が聞ける能力」について
作中で「万物の声が聞けた」と明言されたのはロジャーだけだ。
しかし、明らかにルフィもそれと同じ能力が目覚め始めている。ロジャーと同じように魚人島で海王類の声が聞けたこと、ゾウで象主の声が聞けたことからそれが伺える。
その「声」を聞いた時、耳では聞いていない様に見える。
他の誰にも聞こえないこともそうだし、頭の中に話しかけられているように見える。
もしそうなら一つ考えられる器官がある。
それは脳の深部にある「松果体」というものだ。
この松果体は神秘的な器官といわれ、目のない魚がどこで光を感じ取っているか研究をしたところこの松果体だったというのは有名な話らしい。
つまり、目に見えないものを感じ取る力がこの器官にはあるとされ、そのことから「第三の目」とも言われている。
松果体うんぬんはONE PIECEの世界では触れられないとは思うが、ロジャーやルフィは「万物の声」を脳の中の「第三の目」で聞いた(感じた)という可能性は十分にありえる。
そしてその可能性は私が唱える「Dの一族」の血縁関係からも見て取れる。
Dの一族の血縁関係
私は別の記事でDの一族は「月の三種の血を継ぐ者」だと書いた。
「△」→中立、「●」→技術、「○」→武術
この法則がもし正しいのであれば、Dの一族は「三種の血」を継ぐことで三位一体となるからこそ「第三の目」が備わるという連想ができる。
だからロジャーとルフィは万物の声が聞けるのではなかろうかと。
しかし、ゾウで「D」であるローが象主の声を聞けていないところをみると、「D」の中でも万物の声が聞けるのは特別な存在だと読み解ける。
となると、上記の説に付随してこんな可能性も出てきた。
・「D」の中でも第三の目が真の開眼をするのは、ごく少数or数十年に一人
・「中立×武or技」という二種のハーフでも「D」が付くかもしれない。この場合ローのように第三の目は持たない「D」
いずれにしても、
↪︎「月の人の一部」=「Dの一族」
「Dの一部の人」=「万物の声を聞ける」
「万物の声を聞く場所」=「脳内の第三の目」
「第三の目」=「三つ目族」
「三つ目族」=「月の人の一部」⤴︎
このエンドレスループは成立しそうだ。
そして前述の通り、セーラームーンからのオマージュを見ても「三つ目族プリン」は月と関係が深いことが分かり、「Dの一族」=「月の人の末裔」が的中であるならば、いよいよ辻褄が合ってこないだろうか。
しかし、ロジャーにもルフィにも額に目はない。
なぜか?
これは確かな根拠はないが、あえてプリンが「私はハーフなのよ」と言っていることから、額に目があるのは「ハーフだから」と読み取れないだろうか。
三つ目族(ハーフ)が生まれる条件
ここで冒頭の法則に繋がってくる。
三つ目族のハーフ
=「万物の声が聞けるD」×「青海人」
つまり、本来なら脳の深部に備わっているはずの「第三の目」が青海人と結ばれることで奇形として額に出てきてしまうのが、三つ目族のハーフではないかと思う。
そしてロジャーは、このこともラフテルで知ったのだと推察する。
となれば死期が迫っているにも関わらず、偉大なる航路からわざわざ南の海バテリラへ行った点にも合点がいく。
つまり、「D」同士でないと正しく自分の力を引き継ぐことが出来ず、額に目を持つ子が生まれてしまうから、わざわざ「D」の名をもつ女性「ルージュ」の元へ行ったのだと思う。
てことは、ハーフのプリンは真の開眼はしないとも紐解ける。
ただし、これらの説を裏付けるにはプリンの父が「D」である必要がある。
プリンの父について
プリン=「万物の声が聞けるD」×「ビッグマム」
既出の「D」でここに入りそうなのは年齢や立場など考えて「マーシャル・D・ティーチ」ぐらいだろうか。
ただ二人が子を作るという可能性は、ゼロではないがどうにも考えられないので、未だ出ていないキャラかもしれない…。
一つ分かっていることは、ビッグマムはプリンが幼少期の段階では「真の開眼」と「能力」について知らなかったであろうこと。
ビッグマム「我が子ながら気味が悪いね」
この時点では、まだ知らないから溺愛していないことが読み取れる。
しかし、どこかの段階で「ロジャーが万物の声を聞いてラフテルに行った」と知り、
→「それはDの一族が持つ能力だとわかった」
→「自分にもDとの娘プリンがいたと思い出す」
このような流れから、その力を利用したいがために態度を変えて溺愛するようになったのだろう。
しかし、ビッグマムの期待とは裏腹にハーフでは真の開眼はしないものと思われ、それどころか思考回路がショートして二面性が生まれてしまったのがプリンなのではないだろうか。
また、プリンがDの血を引く可能性があると思える発言がある。
プリン「『自由な結婚』を求めて海へ飛び出したわ」
この言葉は、素直じゃないプリンの本音だと私は思っている。
ローラを慕う気持ちが強いから思い返しており、「自由」な結婚を求めて海へ出たローラへ憧れている様子も伺える。
それと同時にビッグマムの「(お前は)オレの操り人形さ」という「支配」とも取れる発言に嫌気がさしている描写もある。
「支配」を嫌い、「自由」を求める。
まさに「Dの一族」そのものと言える。
プリンは、本当は「自由」な結婚がしたいのだ。
このことからも、
プリン=「万物の声が聞けるD」×「ビッグマム」
この法則が成り立つ可能性がより高まる。
となれば、ますますプリンの父親が誰なのか気になる。
本当にティーチがそうかは分からないが、私はティーチは「万物の声が聞ける=真の開眼をした三つ目族」と予想している。
そして、その第三の目の能力をさらに研ぎ澄ました存在であると考えている。
その理由は、またオマージュ元から考えていくのだか、それはまた次の記事にて。(更新情報はTwitterで)
この記事について貴方のご意見があれば気軽にコメントをどうぞ。
それではまた。
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ただし、必ず引用元としてリンクを貼るなど紹介をして下さい。
人の褌で相撲を取る様な人には、パンクロットンからのギブソンですよ。
もちろん、こちらも引用させて頂く時はリンクを貼ります。
考察サイトを運営するぐらいONE PIECE好きなら皆んな友達。仲良くしましょう。
コメント
ルフィのモデルの一つであるシヴァの
偶像に第3の目があることも関係してそうですね
解脱もエネルの 三又の槍も解放のドラムという意味での 太鼓もシヴァから来ているでしょうし
バギーの千両道化もヴィシュヌから来ているとも考えれます