【ワンピース考察】古代兵器ウラヌスはイム様!?ウラヌス=創造主とするギリシャ神話に答えがあった!!

追記.2022.02.04
最新話の情報を受けて新たなウラヌスの記事を書きました。
こちらもご覧下さい。
【ウラヌスの正体考察〜前編〜】五老星の”あの会話”に隠された鍵とプルトンとの対比から紐解く!

私は「ウラヌス=天候を操る力」という説とは全く違う見解を持っているので、まずはその根拠から示していく。

上記の説は元ネタであろう「ギリシャ神話」の神達の特徴から着想を得ているようだ。

・プルトン→冥界神プルート(ハデス)→地下の神
・ポセイドン→海神ポセイドン→海の神
・ウラヌス→天空神ウーラノス→空の神

「地下=陸」として古代兵器とは「陸海空」を操る力であり、「空」ときたらウラヌスは天候を操る力なのではないかということだ。それは天候を操る装置である説や、「ナミ=ウラヌス」なのではないかという説まである。

いやいやちょっと待ってほしい。

本当に「プルトン=陸」としていいのだろうか。なぜならプルトンは「戦艦」だからだ。「戦車」だというなら陸と考えても良さそうだが、プルトンは水に浮かぶ「船」だという事実がある。

であれば「ウラヌス=空(天候)」という考えに固執するべきではない。

その上で既出の古代兵器2つをシンプルに直してみる。

・プルトン→造船史上最悪の戦艦→「物」
・ポセイドン→海王類を従えるしらほし→「人」

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古代「兵器」というからには3つとも人が生み出した「武器=物」かと思いきや、しらほしがポセイドンだったことで「人」も古代兵器と呼ばれると示唆された。ならば「ウラヌス=人」であるかもしれないのだ。

①ウラヌス=空(天候)を操る力ではない
②ウラヌス=人かもしれない

まずはこれら2つの可能性を頭に入れてほしい。

その上で、ウラヌスの元ネタであろうギリシャ神話の「ウーラノス」がどの様な神だったのかを見てほしい。

全宇宙を最初に統べた原初の神

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平たく言えばウーラノスは最初の神々の王であり「山、木、花、動物、星、湖、海」など全てを創り出した言わば「世界の創造主」なのだ。私は注目すべきはこの点だと思っている。

天そのものがウーラノスとされているので、確かに天候を操れたとしてもおかしくはない。しかしそれ以前に他の神々に先行して「王」となり最初に世界を創り出したことの方にもっとスポットを当てるべきではないだろうか。

なぜなら、神々の王は「ウーラノス(天空神)→クロノス(大地&農耕神)→ゼウス(天空神)」と偏移していくが、その中で世界を創造したのはウーラノスただ1人だけだからだ。そしてその名が付けられている可能性が高いのが「古代兵器ウラヌス」なのだ。

ONE PIECEにおいての「世界の創造主」

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それは「天竜人」だとされている。

しかし、先祖は違ったのかもしれないが、チャルロスを始めとした天竜人の言動からはとても世界を創造するほどの力があるようには見えない。
それよりも天竜人の最高位である「五老星」の方がその力がありそうだ。
ところが、そう見える彼らをも跪かせる存在がいたのだ。「イム」である。
ならば、この天竜人の頂点に君臨する存在こそが「真の世界の創造主」ではないかと推察できる。

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この推察に伴って、私はイムと五老星は「不老」で「空白の100年」から生き続けていると考えている。(説明はここでは割愛)

もしもこの推理が当たっているならば、こう結びつく。

・ウーラノス=世界の創造主
・イム=現ワンピース世界の創造主
⇒「ウーラノス ≒ イム」

つまり私の見解はこうだ。

「 古代兵器ウラヌス = イム 」

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ただし、ワンピースの世界をイムが一から創り出したとは言わない。現在の世界は恐らく「空白の100年」の終わりである800年前にイムが造り替えたと考えている。

その理由として、まずは聖地マリージョアが描かれた一コマを見てほしい。

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800年前から天竜人達が住み始めたというこの場所の木々は「人工」だというのだ。なぜ人工なのか?

考えてもみてほしい。そもそも世界を一周する大陸になぜマリージョア以外に人が住んでいる様子がないのか?

空島で大地(ヴァース)は生命を育む存在だとして描かれたのに何故そこに人は集わないのか?

それはレッドラインが「不毛の土地」だからではないだろうか。だとするとこんな可能性が生まれる。

ー木々だけでなく、レッドライン自体が無理矢理「人工的に」造られたー

もしもこれが正しくて、そんな土地を造り出した人物がいるならば、わざわざそこに鎮座して頂点に立つ「イム」である可能性は非常に高い。

つまり、イムは空白の100年に起きたとされる「ある巨大な王国vs連合国」の戦いに勝利をしたのちに、地形を大きく変えて現世界を造り出したということだ。これなら「ある巨大な王国」が跡形もないことにも合点がいく。

すなわち、現ワンピースの世界においてはイムこそがまさに「世界の創造主」であると導き出される。
やはり「創造主ウーラノス=ウラヌス=イム」と結びついてこないだろうか。

追記:世界の元の地形は以下2つの記事に詳しく書きました。
【ワンピース考察】レッドラインは『人工物』!?その秘密はアイランドクジラが握っていた!!

【ワンピース考察】元の世界は『五つの巨大な島』と『輪ノ国』だった!?驚愕の真相を解き明かす!!

古代兵器として「イム」の場所を示す理由

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ポーネグリフとは「ある巨大な王国」が負けを悟り後世に残したものである。
ならば「誰に負け、誰を倒すべきなのか」を記してあっても不自然ではない。付随して、3つの古代兵器全てが「ある巨大な王国側のモノ」であるとは限らない。

であれば「本当に倒すべき敵=イム=古代兵器」として記してある可能性は大いにある。
そう考えると「古代兵器=神の名を持つ」と言われる理由もうなずける。「ウラヌス=イム」とは正に現世界を造った「神」そのものだからだ。

ウラヌスを記す「歴史の本文」の在り処

私は最果て「ラフテル」だと思う。

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何故ならラフテルに辿り着くほどの実力者でない限り「ウラヌス=イム」を討つことはできないからだ。つまり、知るのが早すぎても強大な敵に対して何もすることができないということでもある。

だから全てを知る人物であるレイリーは、こう言ったのではないだろうか。

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つまり、ゆっくりと世界を見渡しながら旅をして力をつけ、同時に仲間や味方を増やしなさいということだ。
800年前の人も同じ意味を込めてウラヌスの正体はラフテルで明かすことにしたのではないだろうか。

ウラヌスの正体を知ったロジャー海賊団の答え

レイリーが言ったこの言葉についても触れておく。

「導き出す”答え”が我々と同じとも限らない…!!」

この部分に関しては、現在の世界でも平和で幸せに暮らしている人もいるわけで、
その様な人達がいることを加味しても「イム」を討ち滅ぼすべきなのか?
ということへの答えではないだろうか。

それに対するレイリーの答えだが、猛者達が集結するシャボンディ諸島にて新世界へ抜けるバックアップ役のコーティング屋をしているところを見ると、「滅ぼすべきだ」という答えを出したのだろう。

もちろん、死に際に放った一言で人々を海へ駆り立てた張本人ロジャーも同じ答えだろう。

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麦わらの一味が同じ答えを出すかは分からないが、白ひげが死に際に放った言葉は、その答えを予見しているのではないだろうか。

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つまり、ラフテルに辿り着いて「ひとつなぎの大秘宝」を見つけたとき、真の歴史と共に初めて「本当に倒すべき真の敵=イム(ウラヌス)」が示され、「世界中を巻き込む程の”巨大な戦い”」へと発展していくということだ。

最後に

この記事の通り「ウラヌス=イム」であれば、色々なことに合点が行くとは思いませんか?

ただ、ここまで書いてなんですが「イム=天候が操れる」としたら「ウラヌス=天候を操る力」としてもいいので既存の説と大きくはズレてはいませんね。笑
しかしそれは「装置」や「ナミ」ではないということです。

ちなみに、この真実を先に知るのはルフィではなく「黒ひげ」だと私は思っています。
それは数年前にネット上で話題になった「関係者と思われる人のリーク」でも示されていますが、「ギリシャ神話の流れ」を紐解いてみても黒ひげが先に見つけることに辻褄が合うからです。

また、白ひげの言葉「世界はひっくり返る」についてですが、これには五老星が深く関係してきます。
私はそれを一番書きたいので、今回の記事はその布石でしかありません。

五老星はワンピース読者の価値観をひっくり返してきますよ。笑

それではまた。

追記

世界をひっくり返す五老星の記事を書きました。

良かったらコメント欄に貴方の意見など書き込んでくださいね。皆んなで盛り上がりましょう。

コメント

  1. なかなか興味深い考察ですね。

    私的にはまず3兵器のウラヌス・プルトン(ハデス)・ポセイドンというのがそもそもおかしいです。

    ここはゼウス・プルトン・ポセイドンの3兄弟か
    もしくは天の神ウラヌス、海の神ポントス、山の神ウーレアーにならないとおかしいからです。

    では何故、ゼウスの代わりにウラヌスを入れたのかの仮説ですが
    ウラヌスが初めての最初に統べた原初の神々の王=イムという説はほぼ正しいと思います。
    なのでゼウスまでの変革で入れたと考えます。
    但し、イムは5老星や天竜人等の存在からも仏陀やテスカポリトカ等あらゆる神をモデルにしている可能性大なので絶対の考察ではないです。

    今回はその辺は置いておいて考察すると

    ニカの力を行使し雷の力を使うルフィ=ゼウスなのは間違いないでしょう。
    エネルは雷神をモデルとしていていますがとりあえずおいておきます。
    ケラウノスがウラヌスの隠語だった場合も=ゼウスなのでこの考察は成り立ちます。

    でウラヌスとはカイドウが言うよう覇気の極致に達せないと到達不可だと思われます。
    おそらくイムは到達しており、これを破るのがカオスすら滅する事が可能な一撃を放つゼウスのケラウノスでしょう。そしてルフィは覇気の極致にも達すると思います。
    この物語の終盤で天空神ウラヌス→時の神クロノス→天空神ゼウスと変革する流れのはず。

    ゼウスが戦うべき相手はクロノス、テュポーンなので
    クロノス=シャンクスDジーベック(イムとロックスの子供)
    テュポーン=ティーチ

    つまりイムはシャンクスに敗北しルフィVSシャンクス→ティーチになるはず。
    ここまでが私の妄想でした。

    • 面白い考察ですね〜!
      神話を絡めた考察は、どこまで作品に落とし込んでいるかを判断するのが難しいですよね。
      1人のキャラのモデルに複数の神がむすびつけられたりするので尚更です。

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