【ウラヌスの正体〜前編〜】ウラヌス=ゴムゴムの実=伝説の実!?プルトンとの対比から解明!!

1037話の五老星の会話からは、完全に謎に包まれていた「ウラヌスの正体」が導き出せる。

これまでウラヌスの考察と言えば当然のように「天候を操る力や兵器」という考えが元になっているものが非常に多いが、まずはその固定概念を無くして欲しい。

名前から「天空神→天候を操る」と連想されているようだが、ではプルトン(地下の神)は「地」を操るのだろうか?

もちろんまだその可能性はゼロではないが、クロコダイルの「一発放てば」という言葉からは地を操る戦艦には結び付かないように思える。

そこでまずは飛躍させ過ぎずこう考えよう。

ウラヌス⇔プルトン
天⇔地
→「対の関係」

これが今回の考察のベースとなる考え方だ。

ということはつまり「ウラヌスの正体」は、対となる「プルトンの正体」を紐解けば自ずと浮かび上がってくるということだ。

ープルトンの正体ー

①クロコダイルとエネルの共通点と上位互換

ドレスローザ編がアラバスタ編の上位互換となっていたり共通点があるのはもはや説明不要かと思うが、実は空島編にもアラバスタ編の上位互換や共通点がある。

1.No.2の男が「鉄」

Mr.1は、全身が「刃物=鉄」、神官オームは「鉄雲」を使った戦闘方法である。

2.国を乗っ取れなかった⇔乗っ取った

クロコダイルはルフィに阻止され国の乗っ取りに失敗しているが、エネルは国を乗っ取り神として君臨していた。

3.「銀」を集める⇔「金」を集める

クロコダイルはダンスパウダー製造の為に「銀」を集めており、エネルはマクシム製造の為に「金」を集めていた。分かりやすい上位互換だ。

4.「夢の様な国」⇔「夢の世界」

クロコダイルは「夢の様な国」と呼ぶ軍事国家を築こうとしていた。一方、エネルは「夢の世界」と呼ぶ月に神の国を建国することが目的だった。

これら四つ以外にも細かく見れば共通点や上位互換が見つかるが、恐らくそれら全ての仕掛けは布石であり、次のリンクに気付かせる為のものなのだろう。

5.島一つを跡形もなく消す二つの兵器

“プルトン”は島一つを跡形もなく消す兵器だが、”マクシム”は実際に島一つを跡形もなく消しているのだ。言わば”兵器”である。

更に、二つの兵器がリンクしているというヒントがもう一つある。

“プルトン編”第一章とも言うべきアラバスタ編の扉絵で「タコの魚人ハチ」が「黄金の矛」を手に入れた描写と、”マクシム”の甲板で「黄金の矛」を手にするエネルに対してルフィが「ゴムゴムのたこ」を繰り出したシーンだ。

このサラッと読み流してしまいそうなギャグシーンこそ、「プルトンとマクシムは繋がっているよ」という尾田さんからのヒントなのではないだろうか。

もしも、プルトンとマクシムのリンクが意図したものならば、一先ずこの項は次の様に結論付けることができる。

「”プルトン”と”マクシム”には何らかの繋がりがある」

それではマクシムについてもう少し掘り下げながらプルトンの全貌を暴いていこう。

②マクシムから考えるプルトンの全貌

そもそも、エネルはどの様にしてマクシムの造船方法を知ったのか?

エネルがマクシムに利用する黄金を目当てにスカイピアを乗っ取ったことを考えると、それ以前にいた故郷の空島ビルカで知ったと考えるのが自然である。その空島ビルカは、十中八九、月の都市ビルカの人々が作った都市だと考えられる。

ということは、マクシムの造船方法は「月の都市ビルカから持ち込まれた」と考えるのが妥当だろう。

そうなると考察好きの方が穴が空くほど見ているであろう「月の壁画」を読み取ることは避けては通れない。笑

1.月の壁画とマクシム

まずはこちらの船(?)を彷彿とさせる画の“えんじ色のドット”に注目して欲しい。

恐らく、甲板下から登ってきたソレは、甲板上の何らかのシステムに蓄えられて、灰色のドットとなり船前方へと放たれているように見える。

これに似た構造をしているのがマクシムだ。

マクシムもエネルの雷が一度甲板下の回路を通って、甲板前方にあるガラス状のシステムに蓄えられる描写がされているのだ。(ウソップが「重要なシムテムだ」と発言するシーンもある)

マクシムが”上方に”灰色の雷雲を噴き出していた点こそ違うものの、ほぼ壁画と同じ回路をしていることを加味すると次の様に考えられそうだ。

「壁画の船はマクシムの原型」

2.月の都市のエネルギー

月の都市ビルカは、エネルの雷=電気によって復活をしたようだ。

逆に言えば「電気を失ったから滅びた」とも考えられるし、「電気があることによって栄えた」とも考えられる。

つまりは、月の人にとって電気エネルギーはなくてはならないものだったのだろう。

となれば上に挙げたマクシムの原型であろう船にも電気エネルギーによるシステムが搭載されているとしても不思議ではない。

もしそうなら、次の様な可能性が浮かび上がる。

「マクシムと繋がるプルトンにも電気エネルギーが使われている」

こう考えると壁画の船はプルトンそのものなのではないかという想像もできるが、それは違うだろう。何故なら、プルトンは「ウォーターセブンで造られた戦艦」という確定的な事実があるからだ。

あくまでも壁画の船はマクシムとプルトンの原型に過ぎないということだ。しかし、こう考えることは出来る。

プルトンとは、「月の超電気技術+W7の超造船技術」によって生み出された戦艦

これこそがプルトンの正体なのではないだろうか。

もしも、ここまでの考察が正しければプルトンによる島一つを跡形もなく消す攻撃とは、エネルの”雷迎”のように「雷撃によるもの」なのではないかと考えることが出来る。

ただし、これと全く一緒ではないだろう。尾田さんは、前述したような上位互換を頻繁に使う傾向があるので、マクシムを上位互換させたものがプルトンである可能性が高い。

マクシムは、”島雲”でできたエンジェル島なら消すことが出来たが、”大地”でできた神の島は消すことが出来なかった。しかし、プルトンならば消せるのかも知れない。

また、マクシムはエネルのゴロゴロの実の能力ありきの兵器であったが、プルトンはゴロゴロの実がなくとも動く兵器という可能性もあるかも知れない…この辺はまた別の記事に書こうと思う。

さて、ここで記事冒頭で示した考察のベースを思い出して欲しい。

ウラヌス⇔プルトン
天⇔地
→「対の関係」

プルトンの攻撃が“雷撃”ならば、それと対になるウラヌスとは?…

「ゴム」

作中の描写から考えればこのような可能性が浮かび上がる。

つまり、私はこう考えている。

「ウラヌス=ゴムゴムの実」

ーウラヌスの歴史ー

①月の人と「ゴム」

もう一度壁画を見てみよう。

これは既存の考察で良く取り上げられているが、私は左から「プルトン、ウラヌス、ポセイドン」を表していると考えている。

私が今回改めてそうだと考えた理由は、ウラヌス、ポセイドンにもプルトンの原型と同じように何らかのエネルギーや力を表しているであろう「ドット」が一緒に描かれているからだ。

ウラヌスをピックアップしてみよう。

①が何らかの力を示していると考えられるドット、②は少し苦しいが、壁画内に同様の”丸の中に点のあるもの”がないので何か繋がりがあると見ていいだろう。もしそうなら、月の人の下にある物体には”何らかの力”が使われているということになる。

何より月の人が持っている風船が最大のヒントだろう。風船の原料は「ゴム」だからだ。

扉絵連載では、ヒゲの小型ロボが青海から風船で月へ行った描写があったが、青海ではゴムは珍しいものではない。しかし、月の人の末裔であろう空島の人にとっては貴重なもののようだ。

そして、それを強調するようにワゴームランドを開くに至っていることもヒントと捉えると、「ゴムは月の人にとっても貴重なものだった」と捉えることができる。

その貴重なゴムを月の人はどのようにして手に入れていたのだろうか?

少なくともエネルの到達した月に原料となるゴムの木は存在しそうにないことを考えると、次の様な可能性がある。

「ウラヌス(ゴムゴムの実)の覚醒者が他の物質をゴムに変えていた」

となると壁画の月の人が風船を持っていたことにも合点がいく。そして、これを解くのは非常に難しいのだが、月の人の下にある物体も「何か巨大なモノをゴムに変えて着地に使った」という可能性が考えられる。

少なくともあの壁画に「ゴム」が描かれていることが大きなヒントであることは間違いないだろう。

では、ウラヌス(ゴムゴムの実)の覚醒者とは誰だったのだろうか?

その人物こそが…

「太陽の神ニカ」

なのではないかと考えている。

②ウーラノス=原初の神=ニカ

ウラヌスの名前のモデルとなっているであろう”ウーラノス”とは、ギリシャ神話の最初に全宇宙を統べた神々の王であり「原初の神」とされている。

ニカが実在したかはまだ分からないが、実在したとしたら「太古の昔」という表現から考えると月の人が青色の星へ来た時に実在していた可能性が高い。

同じ「太古」という言葉が使われているからだ。

そして、その時代は空島でロビンが「シャンドラが栄えたのは“1100年以上前”」と言っていたことから、それよりも前の時代なのだろう。

そこで考えられるのが、約1500年前となる“海円暦1年”だ。もしも、ニカ(=神)が月の人達と共に青色の星へ来た辺りに何らかの大きな出来事があり始まったのが「海円暦」という暦であるならば、太陽の神ニカは次の様な存在だったのかもしれない。

「原初の神」

そして、その原初の神が口にし、プルトン(雷撃)と対となる伝説の悪魔の実はこう呼ばれた。

「ウラヌス」

これは、ニカが青色の星にやって来た時に「すでに悪魔の実が存在していた」という考えを基にしているが、もしも、そもそも悪魔の実の起源にニカが関わっており、何らかの方法で初めに作り出されたのが伝説の悪魔の実であるならば、それは「原初の実」であることからウラヌスと呼ばれたと考えることも出来そうだ。

1037話|五老星の会話

さて、敢えてここまで一切五老星の会話には触れてこなかったが、ウラヌスの正体が導き出せる最大のヒントは次の言葉だと考えている。

「歴史からその実の名前を消す為だろう!?」

一連の流れは全ての実が怪しく感じてしまうが、シンプルに考えれば世界政府は「その実の名前自体を消したかった」→「名前自体が危険」→「ニカor古代兵器しかないのでは?」→「その両方を含んでいるかもしれない」→「ニカが口にしていた実=ウラヌス」とこのような仮説から今回の考察は始まっている。

古代兵器復活を危惧して歴史の本文を解読することを禁止していたことからも、「ウラヌス」という名前の実があればこれほど世界政府が消したい名前はないだろう。

更にこのシーンには一つの仕掛けがあると見ている。ポセイドンの正体が明かされたシーンと共に見て欲しい。

「もう一つの名」

そして「ドン!!」…僅かなリンクではあるが、どちらもONE PIECEの重大な秘密を明かす大事なシーンであり、それをこれまで常人離れした綿密な伏線を仕込んで来た尾田さんが被せてきたなら、この僅かなリンクも”意図している”と考えてもいいのではないだろうか。

つまり、1037話のラストでは「古代兵器のことを話している」というヒントを仕込んでいたということだ。

もしも、今回の「プルトン(雷撃)⇔ウラヌス(ゴム)」という考察が正しければ、並行して始まった扉絵連載「ジェルマのあゝ無感情海遊記」は二つの古代兵器を解き明かすヒントが散りばめられていくかもしれない。

何故なら、捕まったニジは「電撃」、ヨンジはルフィのように「伸びる腕」を持っているからだ。

こちらも今後注視していきたい。

最後に

ここまで読んで当然こんな疑問を考えている方もいるだろう。

ーー「古代兵器って世界を滅ぼせる程の力じゃなかったっけ?ゴムゴムの実が世界を滅ぼせるとは思えないし、結局周囲をゴムに変えられるだけなの…?」

私も同じことを考えたが、”あるキャラクター”が鍵となって一つの答えが出た。ウラヌスには隠された力があると。その面白いカラクリはまた後編で詳しく書いていくが、鍵を握る”あるキャラクター”とは…

「トンジット」

もちろん真面目だ。

トンジット、そしてフォクシー戦にはウラヌスから呼び起こされる「ニカの”◯”」という衝撃的な内容が示唆されているのだ。

後編はこちら

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